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コーヒー生産国には、生産者、輸出業者、焙煎士、カッパー(コーヒーの品質を評価する人)、その他多くのプロフェッショナルがいて、彼らの持つ豊富なスキルと知識は真剣に敬意を払うに値します。
それにもかかわらず、グローバルサウス(南半球)に位置し、有色人種のコミュニティに属するというだけで、多くの小規模コーヒー農家は時に非常に大きな制約を受けることがあります。
スペシャルティコーヒーの世界では、どこにでもゲートキーピング(排除的な行為)が存在しており、バリューストリームの中で最もリスクを負うセクションにいる同じコーヒーの仲間に対して、常に生産に対する証明の責任が課されています。
私たちは生産者や輸出業者に対して、私たちの市場とニーズを完璧に理解することを期待するだけでなく、完璧な品質をトレンドに合わせてタイムリーに提供することを要求し、さらに多くの場面で彼らが私たちの言語を話し、私たち側の社会的慣習に従うことを求めます。
今日では、生産国へ直接行ってコーヒーを購入するか、輸入業者からサンプルを注文して購入することが可能です。いずれの場合も、バイヤーは常に市場が求める最高のコーヒーを選び、それ以外は買わずにそのまま取り残していく機会が多く存在します。
私たちは、これらのコーヒーに対してコモディティ市場よりも高い価格で支払うことが、私たちにとって”良い仕事”だと、自分に言い聞かせます。品質が翌年も優れたまま維持されていれば、再び購入する可能性もあります。これこそが、まさにスペシャルティコーヒーの基本的な購買プロセスなのです。
しかし、これの最終的な目的は何でしょうか?
私たちのコーヒーの売買は、生産者やウォッシングステーション(精製所)のマネージャーを中心に行われているのでしょうか?それとも、コーヒー消費者であるグローバルノース(北半球)の私たち自身のニーズを基準に行われているのでしょうか?
もし後者であれば、私たちが購入するその国において、コーヒーのバリューストリームにどのような影響を与えているのでしょうか?
一体私たちは何にアプローチして、何を改善しようとしているのでしょうか?
"Follow Truth"
私たちがこのテーマを掲げるように、常に真実を追い求め、どうか自分に問いかけ続けてください。
コーヒー先進国で最先端のコーヒーカルチャーを牽引し、トレンドを席巻する人たちそれぞれが発信する声に対して、『果たして本当にそうなのか?』と。
Our Goals
- 市場アクセスが乏しい、またはあまり認知されていないエリアで高品質なプロダクトを生産する特定のグループと協力する。
- サプライチェーンの辺境にいる生産者を、スペシャルティ市場の中心へ近づけるよう支援する。
- 小規模コーヒー農家の自主性と権限を支えるためのスキル構築や生産知識の共有を促進する。
- 共に成長し信頼できる顧客基盤とこれらの生産者グループを、クリアかつ誠実にマッチングさせることを目指す。
- 顧客関係が発展することで、私たちの役割が完全に必要としなくなる未来を信じる。
- 私たちが大切にする人々から購入し、カップスコアの点数を理由に彼らを見放すことはしない。